「外構は“帰る場所”をつくる仕事」
お盆が近づいてきましたね。
家族がそれぞれの場所から帰ってきて、久しぶりに同じテーブルを囲む。
そんな時間が、私はとても好きです。
実はこの時期、毎年少しだけ“外構”という仕事の意味を深く感じます。
門まわりやアプローチ、植栽、ライトアップ。
それらはただの設備ではなく、「おかえりなさい」と家族を迎える風景になるからです。

つい先日も、外構の工事が終わったお客様のお宅でこんな場面がありました。
工事が完了した翌日、ご主人からお電話をいただいたんです。
「昨日、子どもたちが帰ってきて、庭がきれいになったねって言ってくれて」
「なんだか“帰ってきたなぁ”って感じたんですよ」
その言葉が、心にじんわり沁みました。
私たちのつくる外構は、家の外にあるもうひとつの“暮らしの舞台”。
おじいちゃんとお孫さんが一緒に水まきをしたり、
夜、ほんのり灯る照明の下で家族が玄関先に腰かけて話をしたり――
そんな日常の一コマを、静かに支える存在だと思っています。

「外構は、家族を迎える場所」
この気持ちを忘れずに、これからもひとつひとつ、心を込めてつくっていきたいと思います。
株式会社ガーデン倶楽部
代表取締役 渡邉克彦