ガーデンセラピーキャンプ体験レポート

 

 

人間にとって昔から身近な存在である自然には、人の自己治癒力を高めたり、病気にかかりにくい心身に導く効果が期待されています。

そんな自然との触れ合いを通して、健康な暮らしと健康寿命の増進を目指すのガーデンセラピーである。

そこで、近年アウトドアキャンプブームが到来していますが、キャンプをする事で、自然に触れて人間らしさを取り戻す一番近い遊びです。

 

自然の中でくつろぎ五感を刺激する事で、自然浴が健康つくりに役立ちます。

キャンプで一番情熱を注げて、最大の醍醐味の一つは焚き火です。

なぜかホッとして、そばにいる人の肩書きや地位の鎧が取れて本音の議論が飛び交って親密になれます。

また子供たちの成長に必ず記憶に残るはずです。 子供には、経験、体験させて、どうしたらいいか考えさせることが大切である。

太陽が昇ると目が覚めて、日が沈むと眠くなる。 地球のリズムと心身のリズムが重なっていくと、人間もひとつの自然なんだ。

地球と共に生きている。地球の上で寝ている。という安心感にも似た絶対的な感覚が湧き上がる。そんな体験がいくつもある。

食事に関しても心の底、身体の奥から「うまい」と思える歓びがある。

空の下、大地の上、季節の中で食べるといつもより美味しく感じられるのは、

自然の中の命を、自分の中に取り込むことで、自然と自分がひとつにつながるから、食事はその時、何より贅沢な体験になる。

外で風を感じながら食べるごはんは、なぜだか普段よりもおいしく感じられるもの。

 

でも、わざわざ遠くへ行かなくても身近な、庭やベランダでイスとテーブルをだして、ごはんを食べる。

まずは、それだけでも体験してみてはいかがでしょうか?

キャンプが自然とつながる一番の近道。

でも、普段の生活の中でも自然を感じられるようになると、もっと日常が豊かになるでしょう。

忙しい日々の中でも少し立ち止まる時間を意識しながら、是非身近な自然を探してみてください。

 

街中にも大きな公園や緑が、たくさんある事に気づくはず、森の中を歩くと安らぎますよね。

実は樹木から出るフィトンチッドという物質が癒やしの正体。

ひと言でいうと、森の香り。とくに夏の木は、日差しをたっぷり浴び、夕立に降られ、葉を青々と茂らせた、最も生命力のある時期。

公園でエナジーチャージをしましょう。

のちに、自宅の庭に日々の暮らしの中心にも好きな自然を置いてみる。

自分が好きな景色をいつまでも眺められる場所を自由に選んで、私たちの家づくりはいつも、自然を主役に考える。

私は、庭のある暮らしは、きっと健康な生活に違いないと信じています。

 

人間は、ありのままの自然体で自然の中で生活すれば免疫力を高めてくれるので、100才まで生きられると信じています。

自然が孤独を癒やしてくれる。

もしあと1年で人生が終わるとしたら、いつも歩いている道、普段目もくれない花に、なんて美しいのだと思える。

他にも空の青さ、風の気持ちよさ、木々の緑の鮮やかさ、木の香り、世界が変わる。 自然の恩恵を受けて生きている事に気づく。

病気になった時、命の尊さ、自分が生かされている事に気づく。 近年、記録的な豪雨や猛暑などの異常気象。

いま、私たちのフィールドである地球が悲鳴を上げています。

地球という惑星が育んできた自然がなければ楽しめません。

100年先も自然と共生する豊かな未来を、地球が求める未来を実現しよう。

 

 

 

 

ガーデンセラピーコーディネーター 渡邉克彦