自宅にドッグランを設置する方法:愛犬のための快適空間作り

犬を飼っている方なら、一度は「犬を自宅の庭で思い切り遊ばせてあげたい」」と思ったことがあるのではないでしょうか。

 

愛犬が生き生きと庭を走り回る姿は、犬だけでなく飼い主にとっても幸福を感じる時間です。

 

今回は愛犬家の皆さんに、自宅でドッグランを作る際のポイントを詳しくご紹介します。

 

ドッグランの良さを知って、可愛い愛犬のためにもドッグランのある生活を始めてみてくださいね。

 

1.ドッグランの素材選び

まず重要なのが、ドッグランに使用する地面の素材選びです。犬の足腰は非常にデリケートで、地面からの衝撃を吸収しています。

 

また、犬の肉球は熱を感じたり汗をかいたりと、触覚器官としての役割も果たしています。そのため、犬の足裏が感じる熱や冷たさにも配慮しなくてはいけません。

 

ここでは、ドッグランに適した人気の下地素材を紹介します。

(1)ウッドチップ(パークチップ)

ウッドチップは、土と違って愛犬の足が汚れにくく、天然木材なので安全性も高い素材です。雑草が生えにくく、お庭の手入れも楽になるのも魅力です。

 

ウッドチップには以下のような効果があります。

  • 消臭効果
  • 犬の足腰に優しい素材
  • 暑さ対策

ウッドチップは犬の排泄物の臭いを吸収し、木の香り成分が雑菌の繁殖を抑制するので、消臭効果があります。また、スギやヒノキなどの木材は弾力性があり、犬の足腰への負担を軽減してくれます。

 

さらに、ウッドチップはコンクリートに比べて強い日差しの照り返しが少なく、急激な温度上昇にも対処可能です。

 

ウッドチップであれば、犬も快適に過ごせるでしょう。

(2)人工芝

人工芝は、1年中綺麗な緑の景観を楽しむことができ、今では芝の種類も豊富なので好みに合わせて選べます。

 

人工芝には以下のような特徴があります。

  • 清潔で虫が付きにくい
  • 掃除が簡単
  • 足腰に優しい

人工芝は天然芝より費用がかかるものの防草シートで雑草対策もできるため、草や害虫の心配が少なくなります。

 

また、人工芝は水で簡単に洗い流すことができ、お手入れが楽です。クッション性も高いので、犬の足腰への負担が軽減されるというメリットもあります。

(3)天然芝

天然芝は手入れが必要ですが、自然な見た目と触り心地が魅力なため、犬も快適に過ごせるでしょう。

 

天然芝には以下のような特徴があります。

  • 足腰への負担が少ない
  • 初期費用が安い
  • 季節ごとのメンテナンスが必要

柔らかい土の上に生える天然芝は、より自然に近い環境を演出するため、犬の足腰にかかる負担を軽減してくれます。

 

しかし、天然芝は初期費用はお手頃であるものの、季節ごとに草刈りや水やりなどのメンテナンスが必要です。雑草が生い茂ってしまうと、虫が発生する可能性もあります。

 

また、芝の生育具合や雑草の繁殖度合いが均一ではないため、ムラになりやすくなります。

 

さらに、犬の糞尿で芝が枯れるケースもあるため、しつけなどの対策も必要です。

 

2.ドッグランに必要な設備とは

ドッグランを作る際に忘れがちなのが、犬にとって快適に過ごせる設備も考えてあげることです。

 

単に芝を敷いて柵を設けるだけでなく、これから紹介する設備を追加することで、愛犬だけでなく飼い主においても快適に過ごせます。

(1)フェンスの設置

犬が外に出て行かないように、必ずドッグラン周辺をフェンスで囲いましょう。フェンスは、ネットフェンスやメッシュフェンス・目隠しフェンス・樹脂製フェンス・アルミ製フェンスなど種類はさまざま。

 

選ぶ際には、必要な高さや強度・すり抜け防止対策が施されているかなど、総合的に考えて選びましょう。

(2)水栓設備

ドッグランの一角に足の洗い場を設置すると便利です。愛犬の足を洗ったり、暑い夏に体を冷やしたりするのに役立ちます。

 

また水栓設備があると、人工芝や天然芝のメンテナンスにも利用できるのでおすすめです

(3)ドッグポール(リードフック

リードを固定できるドッグポールを設置すると、目が届く範囲で遊ばせることができ、万が一の脱走も防げるので安心です。

(4)犬用の出入口

ドッグランをフェンスで囲った場合、犬が出入りしやすい扉も設置しましょう。

 

扉を設置する際は、犬が簡単に開けられない仕様のものを選び、大型犬の場合は二重扉を設けることも検討すると良いでしょう。

(5)トイレスペース

ドッグランの端に犬用のトイレスペースを設けると、ドッグランが糞尿で汚れにくくなるのでおすすめです。

(6)オーニング

犬にとって暑さは大敵です。特に近年の夏は暑さが厳しいので、犬はつらい季節です。

 

庭にオーニング(日よけ)やシェードなどで日陰を作り、休憩できるスペースを作ってあげると良いでしょう。

 

3.最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、自宅にドッグランを設置する際のポイントをご紹介しました。

 

愛犬が楽しめる空間を作ることで、今まで以上に愛犬との触れ合う時間が増え、大好きな愛犬が自由に遊び回る姿に幸福を感じるでしょう。

 

愛犬が幸せに長生きするためにも、エクステリア専門店に相談してみると、理想に合ったドッグランを提案してくれます。

 

庭をお持ちの愛犬家の方は、ぜひこの機会に愛犬のための快適空間作りを考えてみてはいかがでしょうか?