か
外構(がいこう)
建築の施工範囲の分け方で、建物本体と境界線までの間の工事のこと。この種の分け方は施工者によって意味する範囲が変わる。外構とは別に造園を分けることもあるが、簡単な植栽工事なら外構業者がやってしまうので、外構の中に造園も含んで使われることもある。外構工事の具体的例はブロック工事、土間工事、フェンス、門扉工事など。
外柵(がいさく)
フェンス、柵で作った囲い。木材、金網、金属の棒などで作った柵で、その形状は格子や金網などとデザインも多様である。
笠木(かさぎ)
塀や門柱の上に乗せられる部材。必ずしも石材、木材とは限らない。本来は雨除けのためと思われるが、現在は装飾性な意味が多い。
片開き(かたびらき)
一枚の扉の片側のみを吊元として開閉する方式で、原則として一方向にしか開かない。
型枠(かたわく)
コンクリート打ちの工作物を作る時などに、その形や位置を保つために合板や角材で作る仮設の枠組み。
型枠ブロック
中にモルタルでなくコンクリートを入れるように作られたブロック。外見は普通のコンクリートブロックに見えるが鉄筋が配置しやすいように中は空洞が大きく、正しく施工された物は鉄筋コンクリートと同等の強度があるとみなされる。
ガーデニング
庭いじり。園芸から盆栽を除いて簡単なレンガ工事などまで含んだ用語。造園との違いは自らが作るところに重点があるということ。商業的な意味としては洋風ともいえる。
ガーデンファニチャー
屋外で使用する、椅子やテーブルなどの家具。
ガーデンルーム
屋根、壁のあるテラス。庭に単独で設置するより、居室から屋外へ突出させるように建物と付けて設置する事で、自然を身近に感じられる快適な部屋が出来上がる。通常は屋根材、壁材共にガラスやアクリルで外の景観が取り入れられるように出来ている。
カスケード
水を階段状に落とす洋風的な流れ。敷地に高低差のあるイタリア庭園で発達した。
金鏝仕上げ(かなごてしあげ)
ごてで塗りつけ、定期ずりをして木ごてでならしたあと、金ごてで押さえ仕上げをする。
カーポート
カースペース。またそこに設置する屋根のことを指すこともある。屋根は建築基準法上、建物と同じ扱いになるので建ぺい率などに注意する必要がある。
株立ち(かぶだち)
一株の茎や枝が地ぎわから多数出ている植物の様子。
灌木(かんぼく)
高さ2~3m以下の細い幹が何本も伸びて株立ち状になっている樹木。目隠し用にも利用される。
き
基礎(きそ)
建造物の荷重を支持し、地盤に伝える最下部の構造物 。
キッチンガーデン
野菜やハーブなど料理に利用できる植物を、鑑賞しても楽しめるようにデザインした庭。
擬木・擬石(ぎぼく・ぎせき)
外観を木や石に似せたコンクリート、または樹脂が素材。
客土(きゃくど)
良質な土ではないときに、他の場所から栄養分を備えた良質な土を運びこんで、取り替えること。
境界壁(きょうかいへき)
公道や隣地と自己敷地を隔てる壁の事。ブロックを積んで造作するのが一般的だが、コンクリート一体型や、金属製エクステリア製品で作ることもある。いずれの方法をとるにせよ、最近のデザインバリエーションは豊富なので、用途と強度の兼ね合いで気に入ったデザインに仕上げることが出来る。
機能門柱(きのうもんちゅう)
ポスト、表札、インターホン、門灯といった玄関周りに必要な機能をまとめた エクステリア 製品。主に境界壁や、門柱を造作しないオープン 外構 に用い、簡易的な印象がある。門柱を造作できるならば出来るだけポスト等の付属品は単独でプランニングするほうが格調のある門周りになる。
く
クローズ外構・クローズドスタイル
エクステリアの手法のひとつ。オープン外構に対する言葉で建物周辺のほぼ全てを塀で囲む閉鎖的な外構計画のこと。 門まわりや車庫なども住宅と総合的にアレンジすることができるので、一体感を持たせたデザインが可能。
グランドカバー
地被類。地面を低く覆うように成長する植物類。又はそのような植え方。
クレイジーペーブメント
板状の石を割り、その自然形を生かした、不定形な石の張り方。乱張りともいう。
車止め(くるまどめ)
道路と駐車場の境界部分に設置するステンレスのポールとチェーンの事。
け
蹴上げ(けあげ)
階段の一段の高さのこと。階段の側面。建築基準法では、建物の使用目的によって階段の幅や踏み面の長さ、蹴上げの高さが規定されていて、住宅の階段の蹴上げは、23cm以下と決められている。エクステリアでは15~18cmが一般的。
鶏糞(けいふん)
ニワトリの糞を乾燥させたもので、チッ素、リン酸、カリを含む有機質肥料。
化粧ブロック(けしょうぶろっく)
表面に色や凹凸を付け積み上げただけで、化粧された壁面ができるように作られたコンクリートブロック。
化粧目地(けしょうめじ)
壁面やコンクリートの床面に模様付けのために設けられた目地。
こ
高木(こうぼく)
樹木を大きさで分けた場合の言い方で、公共工事などでは3.5m以上の樹木を高木としている。
広葉樹(こうようじゅ)
被子植物のうちの双子葉類の樹木。幅が広く平たく、表裏のある葉をつける。桜・クヌギなど。
骨粉(こっぷん)
骨を粉状に砕いたもので、緩効性のリン酸有機質肥料。
小端(こば)
レンガなどの細長い材料の側面のこと。
小端立て(こばたて)
レンガなどの小端が縦になるような並べ方。
小端積(こばづみ)
鉄平石などの細長い石材の小端を見せて積み上げる壁仕上げ。
コンクリート
セメント、砂、砂利を水とともに練混ぜ一体化したもの。
コートヤード
中庭。建物に囲まれた庭。 坪庭より大きく、タイルなどで仕上げられ景観としてだけではなく通路、広場としても利用される。
コニファー
針葉樹の総称のこと。園芸的に品種改良された色彩や自然樹形の美しい針葉樹、特に外国から導入された品種を、コニファーと呼んでいる。
針葉樹の性質上、超大きくなる可能性があり配置に注意がいるが、独自のスペースを構築することができる。
ゴロタ石(ごろたいし)
玉石が波にもまれ磨耗し直径10cm程度になった石。種類には筑波ゴロタ、伊勢ゴロタなどがある。州浜や滝壷、流れの底に敷いたりする。
コンサバトリー
観賞用の植物を育てるためのガラスで覆われた小屋。建物と一体に作られることもあるが、どちらかというと庭の延長で水やりをしても支障がない作りにする。
コンテナガーデン
植木鉢や箱型のプランターで草花を楽しむ庭。土の無いベランダや屋上に作られる。
コンポスト
有機質を腐食分解させながら堆肥や腐葉土を作るために生ゴミや落ち葉などをストックしておくもの。